ブラジルの刑務所で1歳ほどの男児に性的暴行を働いて殺した男が大勢の囚人に輪姦されるという事件が起こったそうです。
このニュースを目にしたときぼくは舞城王太郎という作家の書いた『鼻クソご飯』という短編を思い出しました。
『鼻クソご飯』なんてひどいタイトルなんだろう。ひどくて気持ちがいい。弟をショタコンにレイプされて殺された主人公がホモとロリコンと精液を同時に許せなくなり彼女を殴りながら口内射精したり同級生のホモの金玉を潰したりホモが集まる店に放火したことから逮捕され獄中で絵を書きながら過ごしていると生後十ヶ月の赤ん坊をレイプして殺した男が入ってきて……という話で金玉を持っている側としては読みながらも下腹部に緊張の走る短編でした。
なにかもう頭の中が忙しくなる台風のようなお話でしたが、ここに来て改めて読み返したくなりました。
舞城王太郎にはもっとこういう話書いてほしいなあ。
『バイオーグ・トリニティ』の原作で忙しかったり芥川賞とれなくてムカついたりしているのかもしれないけど、ここにきていっちょ原点回帰を装ったサービスとしてアンモラルな暴力絵巻をたくさん書いてほしいってのが胸の内。