近所に“天使の心”をもった18歳がいる
ぼくはそいつが小さい頃から知っているので道で会えば挨拶くらいはしたりする
ついさっきも道で会った
人懐っこいそのエンジェルハートはぼくに会うなり「勃起してる」といってはニヤニヤしながら歩み寄ってくる
サーターアンダギーをかじっていた
誰からもらったの?と聞くも答えてくれずにぼくの近況を矢継ぎ早にたずねてくる
ぼくがひとつひとつ答えていると急に「チーーン」という叫び声とともにぼくの股間を触ってきた
バッキャロ、とぼくはそいつのおでこを指でツンと突き、バイバイと別れた