『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観た。いまも頭がウガチャカしている。なぜぼくは映画を観るのかという問いの答えがそこには詰まっていた。映画冒頭でもうぼくは
いまぼくは最高の映画を観ている!
という強烈な感情にゆさぶられて感涙していた。
お母さん!この映画楽しい!
まだ冒頭なのに。それはあまりにも早漏あちがう早計ではないのか?こんな風にこの世で一番下らない文章を書いてしまうほどにぼくは興奮している。原初的な喜びがぼくを包んだのだ。
人は嬉しさで泣くんだ。
監督であるジェームズ・ガンはあの大傑作『スーパー!』を撮った偉大な男でもある。『スーパー!』はオールタイムベスト級に大好きで大学生のころバイト先でめちゃくちゃ怒られた日の翌日に鑑賞した。そして内容もよくわからない状態のくせにオープニングのアニメーションを観ただけで涙がとまらなくなった。当時はその理由がよくわからなかったけど、いまになってみればなんとなく理解できる。作り手の眼差しがとてつもなく優しく温かかったのだ。それは『スーパー!』のラストからも強烈に感じとれる。ジェームズ・ガンは最高の男だ。
その温かさは今回の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』からもしっかり感じられた。観終わったいまとなっては悪役すら愛おしいくらいだ。うれしい!かっこいいい!かわいい!やさしい!楽しい!ゴキゲンだぜ!!!この映画こそ感情のAWESOME MIX VOL.1、ジェームズ・ガンからの最高のプレゼントだ。
みんな愛している!
いまからAWESOME MIX VOL.2が待ち遠しいが、それまではVOL.1を擦り切れるほど楽しもうぜ。
ジェームズ・ガン監督の前作。こちらもゴキゲンなOPから号泣のラストまですべてが最高なのでぜひ観て。
本編中の最強ミックス。ゴキゲンなナンバーが揃っているのでこれ聴きながら街をゆけば世界は揺れます。