みなさん、連続テレビ小説の『まれ』観てますか？ぼくは毎日ではありませんが観ています。土屋太鳳ちゃんのおっぱい大きいですよね。別にそのために観ているわけではないですけど、大きいか小さいかで言えば確実に大きいおっぱいに目がいきます。
『まれ』は生活力の低いビッグマウスおじさんである父親の影響で堅実な目標しか抱けなくなった女の子が、それでも自分を縛り続ける夢という名の呪いに立ち向かおうと奮闘するお話……なのでしょうか。本日の『まれ』では、東京でモデルになることを夢に抱いている清水富美加の「いってらっしゃいパーティー」を開いたまれたちが上京反対勢力である清水富美加の母・鈴木紗羽たちとの親子バトルを見守るという話。若い子が上京しようとすると「東京は殺人事件が多い」と言って止めるのは田舎あるあるなので微笑ましかったですね。そんな妨害行為にも負けず、夢を追うことへの想いを述べた清水富美加にアンチ夢追い派だったまれの心もぐらつき始める展開には胸が熱くなりました。アッ！まれがパティシエになるという密かな夢を追い始めるのかな！と思っていた矢先、常盤貴子ママの放った牽制も愉快でした。がんばれまれ！
土屋太鳳ちゃんと言えば『鈴木先生』らしいのですがぼくはそれを観ていないので『るろうに剣心 京都大火編』の操役が「はじめての太鳳」となります。小柄ながらバネのある動きで大開脚キックを決める勇姿に一目惚れしてしまった人も多いのではないでしょうか。女子ソフトボール部のような健全な雰囲気もGOOD。本人はバスケ部だったみたいですけどね。まあバスケ部にもいますよね。運動部女子っぽさがいいですね。合唱練習を真面目にやらない男子とかにも「オラア！」と言ってくれそうな感じがいいですね。
『まれ』の他にも、ぼくが最近注目しているテレビプログラムとして『長門有希ちゃんの消失』があります。ぼくは大学一年の春に『涼宮ハルヒ』シリーズと出会い、狂ったようにアニメの一期と原作本（当時は『涼宮ハルヒの分裂』まででていました）に目を通し、毎日外を歩くだけで「あいつらに会いてえなあ」と悲しくなるという気持ち悪さ。当時は大学をズル休みしていたこともあって、日々経過する時間が世界と自分を遠ざけていく感覚に悩まされていたので、『涼宮ハルヒ』シリーズの世界に居場所のようなものを見出していた節があったのでした。（当時は『タクシー・ドライバー』と『ファイト・クラブ』も大好きでした）。初の劇場公開作品である『涼宮ハルヒの消失』を鑑賞した難波パークスシネマ。そこから見る難波の風景と冬の香りも鮮明に思い出せます。
しかし『消失』公開年である2010年から早５年。『涼宮ハルヒ』の第三期はいまだ制作される様子もなく、2011年に発表された『驚愕』以降、原作シリーズも動きなし。「あの世界にこれだけ惚れ込んでいるというのに、死ぬまでお預けかよ！」とやさぐれた結果ぼくは現在無職なのですが、ここにきて原作のパロディ作品である『長門有希ちゃんの消失』がアニメ化。早速、居候先のハンサムが録画しておいたものを鑑賞。腰を抜かしました。各々の事情により不可能だと噂されていた本家の声優陣が再集結！スゴイ！（まあ不可能と行っていたのはネットの気持ち悪い人たちだけですけど）
制作会社が京アニからサテライトに変更され、絵柄も原作漫画よりにされているのですが、あのころ想い焦がれたキャラ達が慣れ親しんだ声で動いているのを見るだけで感無量。アニメなどのつまらないギャグを許容できない病気を患っているぼくですが、そんなもの一瞬で完治。約20分があっという間。心を彩らせるからこそ、直後に訪れる闇の静けさが際立ってしまう様は夏の夜の花火のよう。ぼくたちはふたり揃って途方に暮れました。
涼宮ハルヒシリーズといえば無自覚な全知全能キャラに対して周囲がとにかく気を遣うという話なのですが、彼女はいじけるとすぐに「閉鎖空間」と呼ばれる無人空間を創造し、そこにある建造物をめちゃくちゃに破壊するじゃじゃ馬。ぼくは大学時代、嫌いな人間に対して「閉じた世界でキモい宇宙を創造しているバカ」と薄汚い感情をほとばしらせていたのですが、これって涼宮ハルヒに対しても当てはまりそうな気がしてきました。でもハルヒはみんなの力で閉鎖空間を突破する物語ですし、やっぱりそこがいいんでしょうね。あまり意識したことはないですけど。閉じた世界でキモい宇宙を創造していたのは他でもなくぼくの方だったみたいです。
『まれ』も『ハルヒ』 も閉じた世界を突破しようと頑張っているので、ぼくも頑張りたいと思います。本当はもっと他に書きたいことがあったはずなのに、過去をしみったれた気持ちで振り返っていたら未来が厚い雲に覆われゴミみたいなことしか出てこなくなりました。みんながんばれ！筋トレしろ筋トレ！砂糖も塩分も控えて食物繊維を摂れ！たまにはちゃんと休め！ちゃんと楽しろ！悩みすぎるな！人を愛せ。
