○自分のふがいなさ腹立て新幹線で全裸(スポーツ報知)
素晴らしい見出しである。《無職 逮捕》でネット検索すると出てくる大量の記事の中にこの見出しを見つけた。スポーツ報知の2011年1月19日に載っている記事だ。内容を読んでみると32歳の無職が郡山から実家のある山形に向かう予定で新幹線に乗り込んだが、それは盛岡行きの東北新幹線であり、乗り間違えたことに気づいたその男は、今度は引き返すべく新青森発東京行きの新幹線に乗り換えたものの、その車内でなにかが臨界点に達したのだ。
32歳になってまで新幹線にまともに乗ることすらできないのか。自らを不甲斐なく思った男は、自らの身にまとっているものが所詮は親の金でこしらえたものだと気づく。自立しなくちゃならない。そう責め立てる声が男の頭に響いていたことだろう。親の金で買ったものを着ているうちは、自立とは程遠い状態なのだ。我慢ならなくなった男は、8号車のデッキにて、衣服をすべて脱ぎ捨てたのだ。新幹線が駅に停車時の出来事だったため、目撃者の悲鳴がホームに木霊したらしい。
Jose Gonzalez 'Step Out' The Secret Life Of ...
その心意気や良し、とはこのことだ。あれから三年半。仕事してるといいな。