もう何度も何度も書いているけど、ここのところ映画や小説といった「物語」に触れてもまったく集中できないので、もっぱらゲームに没頭している。それも『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』に入っているミニゲーム「レイドモード」しかやっていない。そこで今日は、僕が異常なのではなく、このゲームが本当に面白いということを伝えるため筆を執ります。
ある夏の日
今年の夏に実家からXBOX 360を送ってもらった僕は、大好きなバイオシリーズの未プレイ作品『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』を購入。2013年発売の作品だ。
ちょうどお盆休みの時期だったこともあり、キャンペーンモード(いわゆるストーリーのある本編)を三日ほどかけてクリア。第一作目から何度も登場しているジル・バレンタインやクリス・レッドフィールドとの再会に微笑みながら、『5』に至るまでの出来事を知る。中身に関しては『6』ほどトゥーマッチじゃなく、「そこを歩くという恐怖」が久々に味わえたのでよかったよかったと思った。次いでミニゲームである「レイドモード」のプレイを開始。それがすべての始まりだった。
「レイドモード」とは
レイドモードは、60ものステージ+最難関ステージ「ザ・ゴーストシップ」から成るミニゲームだ。更にステージは以下の3つの層に分けられている。
DARK stage1~20 (勢いで突破可能)
DEEP stage1~20 (易しいステージに戻って装備を整えながらの突破)
ABYSS stage1~20 (ほぼ死ぬ)
武器とキャラクターを選択して各ステージごとに設けられている「クリア条件」を達成すればいい。クリア条件は、主に「~に到達せよ」とか「◯◯を倒せ」などで、達成すると経験値とボーナスポイントが得られる。経験値をためればプレイヤーのレベルが上がるし、ボーナスポイントを使えば武器の強化を図れるのだ。
ステージによって異なるが、1ゲームあたり3分~といった具合なので、何気なく始めると経験値やポイント欲しさから、わんこそばのように止めどころを見失った。ステージを進むごとに難易度も上がるので、こっちもムキになる。僕はどちらかと言うと難しいゲームよりも、爽快な気分で強い銃を撃ちまくれるものが好みなんだけど、とはいえシリーズを追ってきた身としては『ザ・マーセナリーズ』などの達成感がどれだけ美味かを知っているので、ついつい連日数時間、レイドモードに熱中した。
そんなこんなで気がつけばABYSSに足を踏み入れていた僕だったが、その難易度に悪戦苦闘。こうなったら武器をとにかく強化したり、レベルをマックスの50まで先に上げたうえで堂々クリアすればいい。そう思いボーナスポイント稼ぎに没頭。完全な作業と化した。するとどうだろう。日々心が死んでいく。まるで人生そのものだ。
トリニティボーナス
ボーナスポイントが貯まれば心も潤う。最善の使い道をきちんと考え、武器強化の順番や取捨選択でウンウン唸りながらも、うまくいけばそれに応じて生き延びる確率も向上していく。しかしお気に入りだからとポイントを大量に費やして強化していた武器があるのに、レベル上げにともなって標準時から高性能の更にいい武器が手に入ってしまい、なんだかお金を無駄にした気分だなと後悔が頭をもたげることも多い。調子が狂うと、ミスが増え余裕が消える。苛立ちや絶望から、泣き叫んだことも少なくない。
このレイドモードのやりこみ要素には恐ろしいものがあって、ステージを「推奨レベル以下」「ノーダメージ」「敵全滅」でクリアすると「トリニティ・ボーナス」なるものが得られるのだ。もちろんボーナスというくらいだから、ボーナスポイントだって多く得られるし、「レジェンダリーパーツ」と呼ばれる武器の強化パーツまでもらえるのだ。例えば武器のリロードがリロードアクションなしで行われる「オートローダー」(素早い敵に囲まれている時のリロードアクションは命取り)や、所持している全種類の弾薬を使用できる「グラトニー」など、使用すると戦力が段違いになること間違いなしの垂涎アイテムがある。
でも当然のようにトリニティ・ボーナスの達成は難しい。特に難易度が高いのは「ノーダメージ・クリア」だ。ちょっと当たるだけでもダメなのだ。例えばクリアまでの所要時間が30分ほどのステージでトリニティ・ボーナス獲得に励むも、最後の最後でピチピチ跳ねてる魚の化物が腕をかすめようもんならすべてが水泡に帰す。それはあまりにも悲しいことなのだ。
このゲームはオンラインで協力プレイをすることもできる。ネットを見た感じでは、みんなオンラインで協力プレイをし、トリニティ・ボーナスを達成、ゴキゲンなアイテムを手に入れているようだ。しかし僕のXBOX 360は古いタイプのやつなので、外付けの無線LANアダプターを取り付けなければオンラインに繋げない。有線ならできるらしいけど、内蔵型の360もあるというのに今更外付けアダプターを買う気になれない。だったらXbox ONEかPS4を買う。
ということで世界と繋がることもなく、僕はひとり黙々と挑戦を続けているのです。
※現時点(2017/12/9)で僕がABYSSでトリニティモードを獲得できたステージはstage1とstage9だけです。ふざけんじゃねえっての
ザ・ゴーストシップ
そんな僕だが、この4ヶ月ほど飽きることもなくプレイを続けた結果、レベル50に達することができた。DARKからABYSSまでの全60ステージもランクSでクリアした。
それでもまだ達成できないことがある。
それは最難関ステージ「ザ・ゴーストシップ」のクリアだ。
このステージ、なにがそんなに難しいかというと、まずアイテムが出現しない。つまりスタート時に所持している武器弾薬回復アイテムだけで乗り切らなくてはならない。
もちろん対策はある。武器に装着する改造パーツには、「アモマグネット」や「ハーヴェスト」、「マジックポケット」、「コルヌコピア」といったアイテムの出現率をアップさせたり、一定時間経過すると弾薬を数発回復したりといった、魔法のようなものもあるのだ。
しかしそれで安心するにはまだ早い。そもそも出現する敵の数が尋常ではないからだ。さらに終盤では、高レベルの敵が同時に大量出現。魑魅魍魎相手に大立ち回りを強いられるだけではなく、連続してボス戦をこなさなくてはならない。現時点での僕の所持している武器のスキルなどでは無理だ。弾だってすぐ尽きてしまう。なのでここ最近はまたボーナスポイントを貯める日々が続いている。作業モードだ。早く最強になって大暴れしたい。そんな思いが僕を突き動かす。
レイドモードの好きなところ
最後に、今後も長く付き合っていくであろうこのゲームの、個人的に感じる魅力も挙げておこうと思う。
①キャンペーンモードでは使用できないキャラで遊べる
個人的には女性キャラしか使いたくないんだけど、能力値などの問題から「キース3」を好んで使用している。ナイフではなく二本の短刀を振り回すので、弾の節約にちょうどいい。「ザ・ゴーストシップ」のアイテム回収プレイの際はもっぱらこいつ。吹き替え版だと小野大輔の声でしゃべります。
②ジェシカ2のきわどさ
じゃあ女性キャラなら誰が良いかと言われれば、もちろん全員好きなのだけど、特に印象深いのは「ジェシカ2」。エロいとかを通り越してどうかしている。そもそもこんなに露出していたら怪我の危険性とか感染率とか馬鹿みたいに上がるはずだけど、そんなことお構いなしのふてぶてしさにやられます。吹き替え版だと水樹奈々の声でしゃべりますよ。
③強化した武器の爽快感
色々ありますが、セミオートタイプのスナイパーライフルであるPSG-1に「フルバースト」と「オートローダー」を装着し、圧倒的な弾幕でぶよぶよのスキャグデッドを撃ちまくっているときがとても楽しいです。
④武器タグ「ライトウェイト」
武器の中にはタグ付きのものもあり、それぞれ特徴がある。僕は中でも「ライトウェイト」というタグが好きで、このタグの付いた武器を持っていると移動速度が早くなるのだ。根がせっかちにできているため、ゲームを操作しながら「もっとはやく走れよ!」と激昂することも多いのですが、そんな気持ちの悪い自分と向き合わずに済む最高のタグです。
レイドモードでマジギレした瞬間
ついでなのでこちらも挙げていきたいと思います。
①レジェンダリーパーツ「レベルキャンセラー」を手に入れるためABYSSのstage9に挑戦するもピチピチ跳ねる魚の化物に接触して一からやり直さなくてはならなかったとき
②レジェンダリーパーツ「レベルキャンセラー」を手に入れるためABYSSのstage9に挑戦、見事達成するも「レベルキャンセラー」ではなくしょぼいアイテムしかもらえなかったとき
③攻略法を学ぼうとネットのプレイ動画を漁るも、うp主が当たり前のように「オートローダー」や「グラトニー」を装着した武器を使用していたとき
④即死攻撃を回避したつもりが回避できずに即死したとき
⑤ザ・ゴーストシップのアイテム回収リタイアプレイを何十回と試みたにも関わらず、「オートローダーⅣ」と「グラトニーⅢ」しか手に入っていない現状を振り返ったとき
みんなも『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』のレイドモードをやりましょう。PS4、XBOX ONE、NintendoSWITCHでも出てますよ。